EXCEL VBA（Excel Visual Basic for Applications）は、業務効率化のために非常に便利なツールです。VBAを使うことで、繰り返し作業の自動化やデータ処理の高速化が可能になります。
VBA環境の構築
VBAを使うためには、まず環境を整える必要があります。デフォルトの状態ではVBAを使用できないため、いくつかの設定変更が必要です。
VBAエディターを開く方法
1.EXCELを開く
2.[リボン]の空白部分を右クリックし、[リボンのユーザー設定]を選択する
3.右側の[メインタブ]一覧から「開発」にチェックを入れる
「開発」タブが表示されていない場合、チェックを入れて有効化する。
4.[OK]をクリックすると、リボンに「開発」タブが追加される
5.VBAエディターを開く
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[開発]タブ内の「Visual Basic」ボタンをクリック。
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または、ショートカットキー
Alt + F11を押す。
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Excelのマクロを有効化する方法
EXCELではセキュリティ上の理由から、マクロはデフォルトで無効になっています。有効化するには以下の手順を実行します。
1.EXCELを開く
2.[ファイル] → [オプション] → [トラストセンター]を開く
3.[トラストセンターの設定]をクリック
4.[マクロの設定]を選択し、適切な設定を行う
・「警告して、VBAマクロを無効にする」（推奨）
信頼できるマクロのみ有効化したい場合は、マクロを開く際に表示される警告ダイアログで許可する。
・「電子署名されたマクロを除き、VBAマクロを無効にする」
信頼された開発者のマクロのみ実行する場合。
・「VBAマクロを有効にする」（非推奨）
セキュリティリスクがあるため、必要な場合のみ一時的に使用。
5.[OK]をクリックし、EXCELを再起動する
マクロ記録機能の体験
VBAの基本的な仕組みを理解するには、「マクロ記録機能」を使って実際にコードを生成してみるのが一番です。
Excelのマクロ記録機能を使ってみよう
1.EXCELを開く
2.[開発]タブ → [マクロの記録]をクリック
マクロ名を入力（例：「SampleMacro」）。
「OK」を押すと記録が開始される。
3.簡単な操作を行う
例：セルA1に「Hello VBA」と入力。
文字の色を赤に変更。
4.[記録終了]ボタンをクリック
5.記録されたマクロを確認
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Alt + F11を押してVBAエディターを開く。 -
[標準モジュール]内に記録されたコードが表示される。
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操作の内容がVBAで記述されている事を確認してください。
まだ内容はわからなくても大丈夫です。操作内容がVBAで記録され、エディタにこんな感じで表示されるんだなぁと覚える程度で大丈夫です。
マクロを実際に実行する
1.EXCELファイルをマクロ有効ブック（.xlsm）として保存する
[ファイル] → [名前を付けて保存] → ファイルの種類を「Excelマクロ有効ブック（.xlsm）」に変更。
2.EXCELを閉じて、保存したファイルを再度開く
3.「コンテンツの有効化」を押してマクロを有効化する
4.セキュリティ警告のダイアログで「はい」を押す
4.マクロを実行する
[開発]タブ → [マクロ]をクリック。
記録したマクロ（例：「SampleMacro」）を選択し、「実行」をクリック。
記録した動作（例：セルA1に「Hello VBA」と入力し、文字色を赤に変更）が自動で実行される。
まとめ
本記事では、EXCEL VBAの環境を整える方法を解説しました。
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VBAエディターの開き方
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マクロの有効化方法
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マクロ記録機能の体験
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マクロを実際に保存・実行する方法
次回は、プログラミングの基本について解説します。VBAの基礎を学びながら、実際にコードを書く準備を進めていきましょう。
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