【第2回】JSONとは?初心者向けフォーマット解説

REST API

JSONの基本

JSON(JavaScript Object Notation)は、軽量で簡単に読み書きできるデータフォーマットです。REST APIのデータ交換や設定ファイルの保存形式として広く使われています。

JSONの特徴

キーバリュー型

JSONは「キー」と「値」のペアでデータを表現します。

キーは文字列で、値は文字列、数値、ブール値、null、オブジェクト、または配列を指定できます。

{
    "name": "太郎",
    "age": 25,
    "isStudent": true
}

構造化データのサポート

JSONはデータを階層的に構造化できます。オブジェクトや配列をネストすることで、複雑なデータを表現可能です。

{
    "person": {
        "name": "太郎",
        "contact": {
            "email": "taro@example.com",
            "phone": "123-4567"
        }
    }
}

人間にとって読みやすい

JSONは直感的で、プログラミング初心者でも理解しやすいシンプルなフォーマットです。

JSONの構文解説

主要な構文要素

オブジェクト

  • {} で囲まれたデータ構造。複数のキーと値のペアを含みます。
  • 各ペアはカンマ(,)で区切ります。

{
    "key": "value",
    "anotherKey": "anotherValue"
}

配列

  • [] で囲まれたリスト形式のデータ。
  • 要素はカンマ(,)で区切ります。

[
    "りんご",
    "バナナ",
    "みかん"
]
 

区切り文字

    • {}: オブジェクトを囲む。
    • []: 配列を囲む。
    • :: キーと値を結び付ける。
    • ,: 各要素やペアを区切る。

JSONで使用可能な値

JSONでは以下の6種類の値をサポートしています:

文字列

    • ダブルクォーテーションで囲む必要があります。
    • 例: "Hello, World"

数値

    • 整数や小数をサポート。
    • 例: 42, 3.14

ブール値

    • 真偽値を表す。
    • 例: true, false

null

    • 値が存在しないことを表す。
    • 例: null

オブジェクト

    • {} で囲まれたキーと値のペア。

{"name": "太郎", "age": 25}

配列

    • [] で囲まれたリスト。

["apple", "banana", "cherry"]

JSONの書き方のルール

キーは必ずダブルクォーテーションで囲む。

{
    "key": "value"
}

最後の要素やペアの後にカンマを付けない。

{
    "key1": "value1",
    "key2": "value2"
}

コメントはサポートされない。

JSONにはプログラムのようなコメント機能はありません。


まとめ

  • JSONは、キーバリュー形式でデータを整理し、階層的に構造化できます。
  • シンプルな構造と軽量さから、REST APIや設定ファイルなど多くの場面で利用されています。
  • オブジェクトや配列を使用することで、複雑なデータの管理も容易です。

次回の記事では、このフォーマットを具体的に扱う方法や、実際に操作する方法を解説します。

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