「GPTsって結局なに? 普通にチャットで頼めば良くない?」――ここで止まる方が一番多いです。
業務で効いてくるのは、便利さよりも再現性です。
同じ依頼なのに、日によってチェック観点が変わる。人に配ったら使い方が分岐する。
この“ブレ”が積み重なると、静かに事故ります。
この記事の答え(3秒)
GPTsは、固定の仕様(指示・前提・役割)を入れた状態で起動する「専任AI」です。
通常チャットが口頭指示なら、GPTsは仕様書付きで呼び出すイメージです。
GPTsとは 1行でわかる定義

GPTsは、特定の用途に合わせて振る舞い(出力の型・確認の仕方・禁止事項など)を固定しやすいChatGPTです。
| 通常チャット | GPTs |
|---|---|
| 会話の流れに左右されやすい | 最初から「仕様(指示)」が入った状態で起動 |
| 毎回説明し直しになりがち | 説明・形式を固定しやすく、再現しやすい |
誰が作れて、どこで作る
ここは仕様変更が起きやすいので、画面表示と公式案内を確認してください(プランによって表示が違う場合があります)。
- 作成場所:ChatGPTの画面から「GPTs」→「Create(作成)」→ GPT Builder
- 作成できるプラン:Plus / Pro / Team(Business)/ Enterprise / Edu
通常チャットと何が違う?答えは再現性

同じ依頼をしたときに、同じ観点で返ってくる確率が違います。
業務で困るのは「外れ回答」そのものより、日によって判断基準がズレることです。
業務で起きがちな“静かな事故”
- 昨日は入っていたチェック項目が、今日は消える(抜け)
- 人によって使い方が違い、成果物の品質が揃わない(分岐)
- 担当者が休むと続きが分からない(属人化)
違い1:指示(Instructions)を固定できる
通常チャットは、その時の会話の流れで観点・粒度・順序が揺れやすいです。
GPTsは、あらかじめ入れたInstructionsが毎回効くため、同じ依頼でも型が揃いやすくなります。
ケース:総務のAさん(よくある実務)
- 通常チャットで「経費精算のチェック項目」を作る
- 別日に同じ依頼をすると、前回あった項目が数個抜ける
- Aさんは前回の表、同僚Bさんは今回の表を採用
- チェック基準が分岐し、どちらが正しいか分からなくなる
作業自体は終わっていても、運用が壊れ始めています(静かに、確実に)。
違い2:Knowledge(知識ファイル)を前提にできる

GPTsはKnowledgeとしてファイルを持たせ、前提知識として参照させられます。
ただし、アップした内容が回答に混ざる可能性があるため、入れる内容は慎重に選ぶのが安全です。
アップ前チェック(最低3つ)
- 個人情報(氏名・住所・電話・メール・口座など)が入っていないか
- 社外秘(取引条件・見積・顧客リスト・未公開情報など)を含んでいないか
- 回答文に混ざっても困らない内容か(第三者に見られても耐えるか)
違い3:使える機能を「役割」として固定できる
GPTsは「Web検索」「データ分析」「画像生成」など、使える機能をONにしておけます(名称や提供状況は変わる場合があります)。
人に例えるなら、道具箱込みで配属した担当者を呼び出す感覚です。
違い4:共有できるから業務に載る
GPTsは共有できるため、個人の工夫で終わらず、チームの共通ツールとして運用しやすくなります。
ただし共有は便利な反面、公開範囲の理解が甘いと事故ルートにもなり得ます。
4点が一目でわかる比較表
| 項目 | 通常チャット | GPTs | 業務で困る場面 |
|---|---|---|---|
| 指示 | 会話の流れで揺れる | Instructionsで固定しやすい | チェック観点が日替わりで抜けが出る |
| 知識 | 毎回貼り付けがち | Knowledgeを前提にできる | 手順が属人化して引き継げない |
| 機能 | その場の設定次第 | 機能込みで役割を固定しやすい | 「誰が何を使うか」が曖昧になる |
| 共有 | 会話単位で渡す | GPTとして配れる | 人によって使い方が分岐して運用が壊れる |
同じプロンプトで比較:通常チャット vs GPTs(再現性テスト)

理屈より、同一プロンプトを使ってスクショ比較した方が早いです。
比較条件(これだけ揃える)
- 通常チャット:新規スレッドで実行(過去会話の影響を消す)
- GPTs:Instructionsに出力形式と確認質問を固定してから実行
- 同じモデル・同じ言語・同じ入力文(コピペ)で比較
検証ログ
- 実施日:TODO(例:2026/01/29)
- モデル:TODO(例:表示されているモデル名)
- 温度/設定:TODO(画面の設定がある場合)
- 実行回数:3回(推奨)
コピペ用プロンプト例:
あなたは経理担当です。
請求書チェック手順を、チェックリスト形式で出してください。
不明点や確認が必要な点があれば、最後に質問を3つまで出してください。
GPTs側のInstructions例:
あなたは零細企業の「総務兼経理」向けの請求書チェック担当です。
出力は次の形式に固定してください。
【出力形式】
1) チェックリスト(番号付き / 15〜25項目)
2) 重大ミスになりやすい上位3つ(理由つき)
3) 最後に確認質問(最大3つ)
【禁止】
・抽象論だけで終わらない
・「確認してください」だけで投げない(何を/なぜを添える)
- 通常チャットの出力スクショ(1回目)
以下、経理担当としての「請求書チェック手順チェックリスト」です。紙でもPDFでも使えるように、順番どおりに潰せる形にしています。
—
## 請求書チェックリスト(受領〜支払前)
### 0. 受付・管理(最初にやる)
* [ ] 請求書の受領日を記録した(メール受信日/到着日)
* [ ] 管理番号を付与した(例:YYYYMM-連番)
* [ ] 原本保管ルールに従って保管した(紙/PDF/電子帳簿保存の区分)
* [ ] 支払期限(振込期日)をカレンダー/支払予定に反映した### 1. 形式要件(書類として成立しているか)
* [ ] 発行者情報がある(会社名・住所・電話・担当者名など)
* [ ] 宛先(自社名)が正しい(部署名・正式名称)
* [ ] 請求書番号がある(なければ発行日で代替できるか判断)
* [ ] 発行日がある
* [ ] 支払期限が明記されている(または契約条件と一致)
* [ ] 振込先情報がある(銀行名・支店・口座種別・口座番号・名義)
* [ ] 口座名義が発行者と整合している(別名義なら理由確認)
* [ ] インボイス制度の記載(適格請求書発行事業者登録番号など)が必要な取引なら確認した### 2. 取引の実在性(そもそも請求してよいものか)
* [ ] 発注・契約の根拠がある(発注書/契約書/メール合意など)
* [ ] 納品・検収が完了している(納品書/作業報告/検収書)
* [ ] 請求対象期間が妥当(例:月額なら当月分、日割り有無)
* [ ] 二重請求の可能性を確認した(同じ番号・同じ内容が過去にない)### 3. 金額の正しさ(計算と条件)
* [ ] 明細の品目・数量・単価が契約/見積と一致
* [ ] 小計が明細の合計と一致
* [ ] 値引き・相殺・返品・前払控除などが正しく反映されている
* [ ] 送料・手数料・諸経費の根拠がある(条件・事前合意)
* [ ] 税区分が妥当(課税/非課税/不課税/免税)
* [ ] 消費税率が正しい(10%/軽減8%など該当があれば)
* [ ] 端数処理(切捨て/四捨五入)が取引先のルールと整合
* [ ] 請求合計(税込)が「小計+税額」と一致### 4. 支払条件・振込実務(事故を防ぐ)
* [ ] 支払方法が自社ルールと一致(振込/口座振替/カード等)
* [ ] 振込手数料の負担区分を確認した(自社負担/先方負担)
* [ ] 振込先変更がある場合、別ルートで真偽確認した(メールだけで確定しない)
* [ ] 期日に間に合う社内承認フローを回した(上長/稟議など)
* [ ] 支払予定額と資金繰り(残高見込み)に問題がない### 5. 会計処理(仕訳・計上の精度)
* [ ] 勘定科目が適切(外注費/地代家賃/消耗品費/通信費など)
* [ ] 部門・プロジェクト・摘要の入力が適切
* [ ] 計上月(発生主義)が適切(締め後請求・前払・未払の判断)
* [ ] 源泉徴収が必要な取引か確認した(士業報酬等)
* [ ] 支払時の控除(源泉・相殺)がある場合、計算と控除処理を確認した
* [ ] 証憑として必要な添付が揃っている(見積・納品書・検収書など)### 6. 完了(支払後・監査目線)
* [ ] 振込実行後、支払日・金額・振込控えを保存した
* [ ] 仕訳と支払実績が一致している(差異がない)
* [ ] 請求書に支払済みステータスを付けた(台帳・フォルダ名等)
* [ ] 電子保存要件(タイムスタンプ/検索性など)に沿って格納した—
## 確認したいこと(質問:最大3つ)
1. 請求書は「紙」と「PDF(電子)」のどちらが多いですか?(電子帳簿保存のチェック項目が少し変わります)
2. 支払方法は基本「銀行振込」で統一ですか?(口座振替・カード払いが混ざると運用を分けた方が事故が減ります)
3. インボイス対応(登録番号の確認)と、源泉徴収(士業など)の対象取引はありますか?(この2点でチェックの必須度が変わります)
- GPTsの出力スクショ(同一プロンプト)
1. **チェックリスト(番号付き / 15〜25項目)**
1) **請求書番号の有無・重複**(番号が無いと照合が難しく、二重計上の原因になります)
2) **発行日**(締日・支払予定日とズレると支払遅延や計上月ズレが起きます)
3) **請求先(自社名)表記**(正式名称・部署名・宛名ミスは差戻しの典型)
4) **発行元(相手先)情報**(会社名、住所、電話、担当者。問い合わせ・監査対応に必要)
5) **相手先の登録情報と一致**(取引先マスタの名称・振込先と一致するか:なりすまし防止)
6) **件名/取引内容が具体的**(「作業一式」だけだと費用性判断・税区分判断が危険)
7) **対象期間(いつの分か)**(月額/保守/利用料は期間が命。重複請求の発見ポイント)
8) **単価・数量・金額の計算**(単価×数量=金額、値引き、端数処理。最頻出の実務ミス)
9) **小計→消費税→合計の計算**(税計算の誤りは支払額ズレ&税務リスクに直結)
10) **税率(10%/8%)の適用妥当性**(軽減税率対象の有無。誤ると仕入税額控除に影響)
11) **税区分(課税/非課税/不課税/免税)の妥当性**(輸送・家賃・海外役務などでミスが出やすい)
12) **インボイス要件(適格請求書)*** 適格請求書発行事業者登録番号の記載
* 税率ごとの区分記載、税額等
(欠けると原則、仕入税額控除の扱いに影響)
13) **源泉徴収の要否**(対象:報酬・料金など。該当なのに未控除だと後で追徴・精算が発生)
14) **立替・実費精算の根拠**(領収書/明細添付の有無。二重請求や水増し防止)
15) **契約・発注書・見積との突合**(金額、範囲、納期、検収条件。差異があれば理由を確認)
16) **検収/納品/作業完了の証跡**(納品書、検収書、作業報告。未完了の前払い防止)
17) **支払条件**(支払期日、締日、振込手数料負担、遅延損害金など:社内ルールと一致)
18) **振込先口座情報の妥当性**(口座名義、銀行支店、口座番号。変更があれば“変更通知”の証跡確認)
19) **値引・相殺・返金の扱い**(相殺があるのに満額計上/支払していないか)
20) **送料・手数料・雑費の扱い**(契約上どちら負担か。課税区分も混ざりやすい)
21) **前払/未払/費用計上月の判断**(期間対応が必要なものは前払費用にすべき場合あり)
22) **勘定科目の妥当性**(会議費/交際費/外注費/消耗品費など:税務・管理の両面で重要)
23) **部門/プロジェクトコード**(原価管理・採算管理の精度に直結)
24) **社内承認(稟議・承認印/ワークフロー)**(承認無し支払=不正や後追いトラブルの温床)
25) **過去請求との比較**(定期費用の増減、単価改定、数量急増:異常検知で早期発見)—
2. **重大ミスになりやすい上位3つ(理由つき)**
1) **振込先口座の誤り(変更の見落とし含む)**
理由:一度誤振込すると回収が難しく、なりすまし(請求書改ざん)リスクも高い。取引先マスタと「変更通知の証跡」突合が最重要。2) **インボイス要件・税区分/税率の誤り**
理由:支払額だけでなく、仕入税額控除に影響して後から税負担や修正対応が発生しやすい。税率別区分・税額・登録番号の欠落は要注意。3) **契約/発注/検収との突合漏れ(未完了・範囲外の支払)**
理由:「頼んでない追加」「未納品」への支払いは損失に直結。納品/検収の証跡がない請求は特に危険。—
3. **最後に確認質問(最大3つ)**
1) **インボイス対応**として、貴社は「登録番号の記載必須・不備は差戻し」といった運用ルールにしていますか?(ルール次第でチェックの優先順位と差戻し基準が変わります)
2) **源泉徴収が発生し得る取引**(外注の個人・士業等)が定期的にありますか?(該当があるなら、チェックリスト内で“源泉対象の見分け”をより具体化できます)
3) 請求書は主に **紙・PDF・請求書発行システム(電子)** のどれが多いですか?(形式により、改ざんリスク対策・証憑保存・突合方法の手順を最適化できます)
- 通常チャット2回目
承知しました。経理担当として、**請求書チェック手順**をそのまま運用できる**チェックリスト形式**で整理します。
—
## 請求書チェックリスト(経理用)
### 1) 受領・基本情報
* [ ] 請求書の発行日が記載されている
* [ ] 請求書番号(管理番号)がある(または社内で付番できる)
* [ ] 宛名(自社名・部署名・担当者名)が正しい
* [ ] 発行元(取引先名・住所・連絡先)が記載されている
* [ ] 振込先(銀行名・支店・口座番号・口座名義)が記載されている
* [ ] 支払期日(または支払条件:末締め翌月末など)が明記されている
* [ ] 通貨(JPYなど)が適切(外貨の場合は別途レート管理が必要)### 2) 取引先の妥当性
* [ ] 取引先が社内の取引先マスタに登録済み
* [ ] 口座名義が取引先名と整合している(別名義の場合は理由・証跡あり)
* [ ] 以前と比べて振込先口座の変更がない(変更があれば正式な連絡・承認がある)### 3) 内容の整合性(注文・契約・納品)
* [ ] 発注書/契約書/見積書のいずれかと突合できる
* [ ] 品目・数量・単価・金額が一致している
* [ ] 納品書/検収書/作業報告など、納品・完了の証跡がある
* [ ] 請求対象期間(例:1月分、1/1〜1/31)が正しい
* [ ] 重複請求の可能性がない(同一金額・同一期間・同一案件の再請求)### 4) 金額計算
* [ ] 小計の計算が正しい(数量×単価)
* [ ] 値引き・割戻し・相殺(返金/返品)が反映されている
* [ ] 送料・手数料・端数処理の条件が契約どおり
* [ ] 合計金額(税抜+消費税=税込)が正しい### 5) 消費税・インボイス関連(日本)
* [ ] 適用税率(10%/8%/非課税など)が明記されている
* [ ] 税率ごとの内訳(税抜金額・消費税額)が区分されている(該当する場合)
* [ ] 適格請求書発行事業者登録番号が記載されている(必要な取引の場合)
* [ ] 登録番号の形式が妥当(Tから始まる等)
* [ ] 免税・非課税・不課税の理由が説明されている(該当する場合)### 6) 支払実務(振込前チェック)
* [ ] 支払方法(振込/口座振替/クレカ等)が社内ルールどおり
* [ ] 振込手数料の負担区分(自社負担/先方負担)が明確
* [ ] 支払先・金額・支払日を支払予定表に登録した
* [ ] 承認フロー(上長・購買・プロジェクト責任者等)が完了している
* [ ] 支払期日に間に合うスケジュール(締切・銀行営業日)になっている### 7) 計上(仕訳)チェック
* [ ] 勘定科目が適切(外注費/消耗品費/通信費など)
* [ ] 部門・プロジェクト・取引先コードの付番が正しい
* [ ] 計上月(発生主義)が適切(前払・未払・費用計上タイミング)
* [ ] 課税区分(課税仕入/非課税等)が正しい
* [ ] 証憑(請求書+突合資料)を1セットで保管できている### 8) 保存・監査対応
* [ ] 原本/PDFの保存場所が社内ルールどおり
* [ ] ファイル名・整理ルールが統一されている(例:日付_取引先_金額_請求書番号)
* [ ] 修正・差替があった場合、最新版と履歴が追える
* [ ] 電子帳簿保存法対応が必要な場合、要件(真実性・可視性)を満たしている—
## 確認したいこと(最大3つ)
1. **インボイス制度(登録番号・税率内訳)のチェックは必須運用**でしょうか?(免税事業者との取引があるかで手順が変わります)
2. 突合の基準は **発注書ベース(PO)**ですか?それとも **見積+納品(検収)**ベースですか?(会社の購買フローで最適が変わります)
3. 支払前の承認は **誰が最終承認者**ですか?(例:現場責任者→部門長→経理、など)
- 通常チャット3回目
以下に、請求書チェック手順を**チェックリスト形式**でまとめます(経理担当目線・一般的な日本企業想定)。
—
## 請求書チェックリスト
### 1) 受付・基本情報
* [ ] 受領日が記録されている(メール/郵送/ポータル等)
* [ ] 請求書の発行者(取引先名・住所・連絡先)が明記されている
* [ ] 宛名(自社名)が正しい(部署名・支店名含む運用ルールに一致)
* [ ] 請求書番号(Invoice No.)がある/管理上の採番ルールに合う
* [ ] 発行日・請求対象期間(または納品日)が妥当### 2) 重複・過去処理チェック
* [ ] 同一の請求書番号/同一金額/同一取引先で**二重計上の疑いがない**
* [ ] 過去に支払済み・計上済みの案件ではない(支払一覧・債務台帳で確認)### 3) 取引の根拠(契約・発注・実績)
* [ ] 契約書/発注書(PO)/見積書など、根拠資料と突合できる
* [ ] 品目・数量・単価・金額が根拠資料と一致
* [ ] 納品書/検収書/作業報告(役務)など、**実績の証跡**が揃っている
* [ ] 値引き・追加費用・キャンセル等の特記事項が反映されている### 4) 金額計算・税区分
* [ ] 小計・消費税・合計の計算が合っている
* [ ] 税率(10%/8%/非課税/不課税/免税など)が内容と整合
* [ ] 端数処理(切捨/切上/四捨五入)が取引先・自社ルールに沿う
* [ ] 立替精算・立替経費の扱いが妥当(課税/非課税の切り分け含む)
* [ ] (必要なら)源泉徴収の対象取引か確認し、控除額が正しい### 5) 支払条件・振込情報
* [ ] 支払期日(支払サイト)が明記され、社内の支払日に間に合う
* [ ] 振込先(銀行名・支店・種別・口座番号・名義)が正しい
* [ ] 口座変更がある場合、**変更届など別経路で真正性を確認**している(詐欺対策)
* [ ] 振込手数料負担(自社/先方)が契約・慣行と一致### 6) インボイス制度・証憑要件(該当する場合)
* [ ] 適格請求書の必要記載事項が揃っている(登録番号、税率ごとの税額等)
* [ ] 取引先の登録番号が自社の管理情報と一致(または確認済み)
* [ ] 軽減税率品目がある場合、区分が明確### 7) 勘定科目・部門・プロジェクト
* [ ] 勘定科目が適切(販管費/原価/資産計上の判断含む)
* [ ] 部門・プロジェクト・取引先コード等の付番が正しい
* [ ] 固定資産に該当するなら、耐用年数・償却区分の判断が必要か確認
* [ ] 前払/未払/費用計上月(締め処理)にズレがない### 8) 承認・保存・支払実行前の最終確認
* [ ] 社内承認(上長・予算責任者・稟議番号など)が完了
* [ ] 添付資料が揃っている(契約・発注・検収・メール履歴など)
* [ ] 支払予定リストへ登録し、支払日・金額・振込先を再確認
* [ ] 電子保存ルール(スキャン/電子帳簿保存法など)に沿って保管できている—
## 確認したい点(最大3つ)
1. 請求書は「紙」「PDFメール」「請求書発行システム」のどれが中心ですか?(保存・真正性チェック手順が変わります)
2. インボイス制度(適格請求書)の確認は運用に含めますか?(対象外なら項目を簡略化します)
3. 源泉徴収が発生する取引(士業・原稿料など)はありますか?(あるなら専用の分岐を追加します)
- GPTs2回目
1. **チェックリスト(番号付き / 15〜25項目)**
1) **請求書の宛名(自社名・部署名・担当者名)が正しいか**
→ 宛名違いだと社内承認が止まったり、支払後の証憑として弱くなります。2) **発行者情報(会社名/住所/電話/担当/メール)が揃っているか**
→ 問い合わせ・差戻し・監査対応の基本情報です。3) **請求書番号(インボイスNo/請求No)があるか・重複していないか**
→ 二重計上・二重払いの典型原因になります。4) **発行日があるか/取引実態と時期がズレていないか**
→ 月次締め・計上月の誤り(費用の期ズレ)を防ぎます。5) **請求対象期間(◯月分、◯/◯〜◯/◯)が明記されているか**
→ どの月の費用か確定できないと、計上や原価配賦が崩れます。6) **取引内容(品目・作業内容)が具体的か**
→ 「一式」だけだと社内承認・税務で説明しにくいです(必要なら明細依頼)。7) **数量・単価・金額の計算が合っているか(数量×単価=金額)**
→ 金額誤りは想像以上に多いので、電卓/Excelで一度再計算します。8) **小計・消費税・合計の計算が合っているか**
→ 端数処理(切捨/四捨五入)ルールの違いもここで拾います。9) **消費税区分が正しいか(課税/非課税/不課税/免税、軽減税率)**
→ 税区分ミスは申告・仕訳・控除に直撃します。10) **税率(10%/8%)が明細ごとに正しいか、混在時の計算が正しいか**
→ 飲食料品等が混ざると誤りが出やすいポイントです。11) **源泉徴収の対象かどうか(例:士業報酬、原稿料等)**
→ 対象なのに控除していない/対象外なのに控除している、を防ぎます。12) **値引・相殺・前払/前受・返金の反映があるか**
→ 過去のクレジットノートや相殺合意が反映されないと二重支払いになります。13) **契約/発注書/見積書/納品書と突合して整合しているか(内容・金額・条件)**
→ “契約単価と違う”“発注していない”をここで止めます。14) **支払条件(支払期限、締日/支払日、振込手数料負担)が契約通りか**
→ 期限超過や、手数料負担の揉め事を予防します。15) **振込先口座名義・銀行/支店/口座番号が正しいか(過去請求と一致するか)**
→ 口座変更は詐欺リスクもあるため、変更時は別経路で確認が鉄則です。16) **口座変更・社名変更など「いつもと違う点」がないか**
→ 変更があれば、メール返信だけでなく電話など別経路で裏取りします。17) **自社の請求先(支払元)情報として、適切な社内番号(稟議No/PO/案件No)が必要か**
→ 社内の紐づけがないと、後で原価・プロジェクト別集計が破綻します。18) **費目(勘定科目)を仮決めできるだけの情報があるか**
→ 例:外注費/広告宣伝費/消耗品費/通信費/地代家賃など、内容と一致するか確認。19) **計上月の判断(役務提供日・検収日・納品日ベース)ができるか**
→ 月跨ぎの請求は、計上ズレが一番起きやすいです。20) **添付資料(明細、作業報告、納品書、検収書)が必要なのに欠けていないか**
→ 「何に対しての請求か」を説明できる状態にします。21) **社内承認ルート(担当→上長→経理→代表など)に必要な情報が揃っているか**
→ 承認が止まる原因を先に潰します(不足なら具体的に差戻し)。22) **同一取引先・同一月の請求が複数枚ないか(分割請求・重複請求の可能性)**
→ まとめ払い/相殺の有無も同時に確認します。23) **支払方法(振込/口座振替/カード/現金)と処理フローが一致しているか**
→ 口座振替なのに振込予約して二重払い、が起きがちです。24) **保存要件を満たすか(原本/電子、取引先名・日付・金額・内容が読める状態)**
→ 後日の証憑不備を防ぎます(スキャンの欠け・解像度不足もここで)。—
2. **重大ミスになりやすい上位3つ(理由つき)**
1) **振込先口座の誤り・口座変更の見落とし**
* 理由:一度誤送金すると回収が難しく、詐欺(なりすまし請求)にも直結します。
* 対策:過去の請求書と照合し、変更があれば「別経路(電話等)」で確認。2) **二重払い(請求書番号重複・同一月の分割請求・口座振替との重複)**
* 理由:実害が即時に出て、取引先との調整も手間。月末に集中して起こりやすいです。
* 対策:請求書番号・金額・対象期間・支払方法の4点で横串チェック。3) **消費税区分/税率/源泉徴収のミス**
* 理由:仕訳・申告・控除に影響し、後で修正が発生すると手戻りが大きいです。
* 対策:明細単位で税区分を確認し、役務内容が源泉対象に当たるかを必ず判定。—
3. **最後に確認質問(最大3つ)**
1) **あなたの会社は「インボイス制度(適格請求書)」の運用が必要ですか?(課税事業者か/免税か)**
→ 必要なら「登録番号・税率別の税額・適格要件」のチェック項目を追加して手順を最適化します。2) **支払方法は主に何ですか?(振込/口座振替/カード)**
→ 二重払い防止のチェック順(振込予約前に口座振替予定を確認する等)を組み替えます。3) **月次締めのルールは何日締めで、計上基準は「検収日」か「納品/役務提供日」どちらですか?**
→ 計上月の判定ロジック(跨月処理・前払/未払計上)を手順に組み込みます。
見るポイントは3つ
- 抜け:事故りやすい項目が消えていないか(支払先・金額・税区分など)
- 順序:現実の流れに沿うか(受領→名義→金額→税→承認→支払 など)
- 質問の出方:曖昧さを潰しに来るか(「いつ・誰が・根拠は何か」を聞けるか)
このテストで出やすい差(例)
環境で前後しますが、体感としては通常チャットは粒度が揺れやすく、GPTsは型が揃いやすい傾向があります。
| 比較ポイント | 通常チャット | GPTs(Instructions固定) |
|---|---|---|
| チェック項目の数 | 上下しやすい(回によって増減) | 範囲が安定しやすい |
| 粒度(細かさ) | 「確認」系の曖昧項目が混ざりやすい | 「何を/なぜ/どう判断」が書かれやすい |
| 抜けの傾向 | 税区分・支払条件などが抜ける回が出ることがある | 固定した観点に沿って出るため抜けが減りやすい |
| 質問の質 | 出ない回/多すぎる回が出ることがある | 最大3つなどの条件に収まりやすい |
なぜ差が出るのか
GPTsは毎回、先頭に仕様(Instructions)が入った状態で動きます。
仕様があると、引き継げます。ここが“死なない運用”の入口です。
| 流れ | 通常チャット | GPTs |
|---|---|---|
| 入力 | プロンプトのみ | 仕様(Instructions)+プロンプト |
| 判断 | その場の流れに寄りやすい | 仕様の観点に寄りやすい |
| 出力 | 揺れやすい | 揃いやすい |
よくある誤解で事故を防ぐ

誤解1:GPTsは勝手に記憶して賢くなる
GPTsが「セッションをまたいで自動で覚えるか」は、仕様変更が入りやすい領域です。
安全側に倒すなら、覚えてほしいことはInstructionsやKnowledgeに仕様として明文化する運用が堅いです。
覚えない前提で運用するコツ:口頭ルールをやめて、仕様に落とす。
誤解2:共有すれば安全に使える
安全度は共有範囲と運用ルールで決まります。共有した瞬間に「個人の工夫」から「組織のルール」へ移行します。
共有前の3分点検(これだけは固定)
- 共有範囲は最小から(招待制 → 必要なら拡張)
- Knowledgeの中身は耐性チェック(混ざっても困らないか)
- 外部連携をONにする場合は「取得してよい情報」「実行してよい操作」を文章で縛る
誤解3:作った人に会話内容が筒抜けになる
「作成者が利用者の会話を自由に閲覧できるか」は、提供形態や設定で誤解が生まれやすい箇所です。
運用上の事故は、作成者より入力した本人が外へ出すパターンで起きがちです。
入力ルール例(事故が減る)
- 個人情報は置換(氏名→Aさん、住所→(住所)など)
- 金額はレンジ化(不要なら「10万前後」など)
- 顧客リストは貼らない(構造だけ渡す)
誤解4:GPTsはWebサイトにそのまま埋め込める
GPTsは基本的にChatGPT内で使う想定です。
Webサイトの問い合わせ窓として動かしたい場合は、一般的にはAPI等を使った別実装(チャットウィジェット/サーバー連携)が検討対象になります。
ここを混同すると、できないものをやろうとしてしまってムダになります。
次にやること(この順がラク)
- GPT Builderを開く
- Instructionsに「出力形式」と「確認質問」を固定で書く
- 同じプロンプトを通常チャットとGPTsで投げて、差を見る
まとめ
GPTsは、仕様(指示・前提・役割)を箱詰めして、再現性を作る「専任AI」です。
業務で困る原因は、だいたいブレです。
同じプロンプトで比較してみると、どこを固定すべきかが一気に見えてきます。


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