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海外仕様書の単位変換をエクセルで自動化!PSIや華氏をJIS規格へ直す「死なない」設計図

①事務攻略の書

PSI→MPa、華氏→摂氏、HP→kW……海外メーカー仕様書の単位を、変換サイトとExcelを往復していませんか?

この作業の本当の怖さは「時短できない」ことではなく、1回の転記ミスが誤発注・不適合・手戻り(=お金と信用の損失)につながる点です。

そこで本記事では、プラント/輸入建材の現場で使えるように、“計算ロジックが見える(検算できる)Excel一括変換”を最短で作る設計図をまとめます。AI(ChatGPT)を使う場合も、ブラックボックス化させずに運用できる形に落とし込みます。

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「AIにコードを書かせる前に、まず“日本語の設計図(仕様)を固める”」という前提を押さえたい方は、こちらも先に読むと理解が速いです。

AI開発こそ「設計書」を書け!未経験の経営者がデジタル・スラムを回避する最短ロードマップ
AI開発でエラーが続き悩んでいる経営者の方へ。実はAI開発の成否はコードではなく「日本語の設計書」で決まります。本記事ではデジタル・スラムを回避し、未経験でも最短でシステムを資産化する5ステップを公開。読めば死なない開発の型が分かります。

結論:Excel自動化で絶対に外せない3つ

ketsuron_3points

  • 換算係数は「社内ルール」として固定し、根拠と丸め(小数点桁)を明文化する
  • 検算(逆算)列を必ず持たせ、ズレたら赤く出す
  • HPの種類(mechanical / metric など)と、psig/psia(基準圧)を最初に潰す

海外仕様書の単位変換をエクセルで自動化すべき理由

単位変換を自動化する目的は「作業を速くする」だけではありません。ヒューマンエラーを“仕組みで減らす”ことが最大の価値です。

変換サイトのコピペに潜む3つの事故パターン

  • 小数点・桁ズレ: 10.1 を 101 と見誤る/貼る列を1行ズラす
  • 丸めの不一致: サイトや担当者で小数点処理が違い、社内データがブレる
  • 「単位の取り違え」: PSIのつもりが kgf/cm² を混ぜる、HPの種類を勘違いする

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【現場でよくある失敗例(匿名化)】

仕様書から圧力を拾う段階で、PSIとkgf/cm²が混在していたのに気づかず、変換サイトで1件ずつ手入力してしまう。

こういう時に起こるのは「計算ミス」ではなく、“入力の前提が崩れている”事故です。だからこそ、Excel側に単位選択・検算・異常検知を組み込む価値があります。

AIに丸投げしたツールが危ない理由(ブラックボックス化)

ChatGPTに「単位変換マクロを作って」と言うと、見た目はそれっぽいコードが出ます。

でも現場で怖いのは、係数・丸め・HPの種類など、前提が1つズレたまま運用が始まることです。コードを読む必要はありません。経営者(責任者)が握るべきなのは、“日本語の仕様(設計図)”です。

ブラックボックス化を避ける「設計図の固め方(ロードマップ)」は、別記事で詳しくまとめています。

AI開発こそ「設計書」を書け!未経験の経営者がデジタル・スラムを回避する最短ロードマップ
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プラント・建材現場で必須となる単位変換の基本仕様(先に決める)

hp_psig_psia_checkpoints

自動化の前に、まずは社内で「換算の前提」を固定します。ここが曖昧だと、誰が作っても誰が使ってもブレます。

注意:HPは種類がある(ここが一番事故る)

仕様書の「HP」は、文脈によって意味が違います。たとえば代表的に次があります。

  • mechanical (imperial) horsepower: 主に米国文脈で見かける
  • metric horsepower: 欧州・自動車周辺で見かける(表記がPSの場合も)

対策はシンプルで、仕様書に「HPの種類」または対象市場(US/EU等)を確認し、社内ルールとして固定します。迷うなら、発行元の定義・注記を確認してください。

注意:psig / psia は「単位変換」ではなく「基準圧」の違い

psig(ゲージ圧)とpsia(絶対圧)の混同は、係数で直せません。基準(大気圧を足す/引く)話なので、仕様書がどちらか必ず確認してください。

主要単位の換算(例:社内ルールとして固定する)

以下は代表例です。最終的には自社の根拠資料に合わせて係数・丸めを確定してください。

変換元 変換先(JIS/SI側) 換算式(例) 社内で決める項目
PSI Pa / MPa Pa = PSI × 6894.757293…
MPa = Pa ÷ 1,000,000
MPa表示にするか/小数点桁
℉(華氏) ℃(摂氏) ℃ = (℉ − 32) ÷ 1.8 表示桁(例:小数第1位)
HP kW ※HPの種類で係数が変わる(下のExcel実装で分岐) mechanical/metric等の採用

「係数をテーブル化して固定する」「データの置き場所を先に決める」発想を補強したい方は、こちらも参考になります。

【AI開発初歩の初歩】テーブル設計でシステムを長持ち!簡単にデジタルスラムを回避できます
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【ここが本体】Excelで一括変換する“死なない”列設計(VBAなし)

excel_template_flow

まずはVBAなしで「壊れにくい型」を作ります。これだけで現場運用は回ります。

シート構成

  • 変換:実データを貼る場所(入力・換算・検算)
  • 係数:換算ルールを置く場所(社内ルールの固定)
  • 変更履歴:いつ誰が何を変えたか(運用の生命線)

「入力・データ・出力を分ける」だけで壊れ方が局所化します。Excel自作が崩れるパターンは別記事で実録ベースでまとめています。

【実録】エクセル在庫管理を自作して失敗する本当の原因は「マクロ」ではない!崩壊しないための「設計」入門
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(1)「係数」シート:換算ルールをテーブル化

「係数」シートに次の列で表を作ります(Excelのテーブル機能推奨)。

  • A列:Unit(例:PSI, F, HP_MECH, HP_METRIC)
  • B列:To(例:Pa, C, kW)
  • C列:Mul(掛け算係数。必要なものだけ)
  • D列:Add(足し算係数。華氏などで使用)
  • E列:Div(割り算係数。華氏などで使用)
  • F列:Round(表示・運用上の丸め桁。例:MPaは2桁など)

テーブル機能の「自動拡張」や「列名参照(見通しの良さ)」を押さえたい場合は、こちらが近いです(テーブルの考え方だけ拾えばOKです)。

【Excel集計】電卓はもう不要。「SUMIFS関数」と「テーブル機能」で経理作業を自動化する方法
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例(係数テーブル)

Unit To Mul Add Div Round
PSI Pa 6894.7572931783 0 1 0
F C 1 -32 1.8 1
HP_MECH kW 0.7456998716 0 1 3
HP_METRIC kW 0.73549875 0 1 3

(2)「変換」シート:列テンプレ(これを固定化)

「変換」シートは次の列で固定します。

  • A列:入力値(例:10.1)
  • B列:入力単位(ドロップダウン:PSI / F / HP_MECH / HP_METRIC)
  • C列:換算結果
  • D列:検算(逆算)
  • E列:差分(ABS)
  • F列:判定(OK/NG)

B列のドロップダウン(リスト入力)で「選択肢が増える」「空白が混ざって使いにくい」問題を潰したい場合は、この設定がそのまま使えます。

【Excel数式実践編】リスト入力に多めに範囲を指定しても空白を選択肢に表示しない方法
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(3)入力事故を潰す:A列の正規化

A列に「100 PSI」など文字が混ざるのを想定するなら、別列に「数値だけ」を抜く仕組みを入れます(例:G列を作り、そこで数値化)。

例:=IFERROR(VALUE(TRIM(SUBSTITUTE(A2," ",""))), "")

「文字列の中から必要な部分だけ抜く」系の処理(LEFT/MIDなど)の考え方は、こちらが近いです。

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(4)C列:換算式(テーブル参照で固定)

以下は一例です(係数テーブル名を tblCoef とします)。

C2(換算)


=LET(x,$A2,u,$B2,
mul, XLOOKUP(u, tblCoef[Unit], tblCoef[Mul]),
add, XLOOKUP(u, tblCoef[Unit], tblCoef[Add]),
div, XLOOKUP(u, tblCoef[Unit], tblCoef[Div]),
r, XLOOKUP(u, tblCoef[Unit], tblCoef[Round]),
ROUND( (x+add)*mul/div , r )
)

※LETやXLOOKUPが使えないExcelの場合は、VLOOKUPやINDEX/MATCHに置き換えてください。

(5)D列:検算(逆算)を必ず入れる

“死なない”ためにここが本丸です。逆算して元値に戻るかを確認します。

D2(逆算)(PSIやHPのような乗除系は戻せます。華氏は別式にする)


=LET(y,$C2,u,$B2,
mul, XLOOKUP(u, tblCoef[Unit], tblCoef[Mul]),
add, XLOOKUP(u, tblCoef[Unit], tblCoef[Add]),
div, XLOOKUP(u, tblCoef[Unit], tblCoef[Div]),
IF(u="F",
(y*1.8)+32,
(y*div/mul)-add
)
)

E2(差分)

=IF(OR($A2="",$C2=""),"",ABS($A2-$D2))

F2(判定)

=IF($E2="","",IF($E2<=0.0001,"OK","NG"))

※許容差(0.0001など)は、単位と丸め方針に合わせて社内で決めてください。

(6)条件付き書式:NGを赤くする

F列がNGなら行全体を色付け。これだけで“見落とし”が激減します。

検算セルの置き方・許容差の考え方・条件付き書式で「壊れたら即わかる」を作る型は、角度の単位混在(度/ラジアン)でも同じ発想で使えます。

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ChatGPTで自社専用の単位変換ツールを作成する手順(ブラックボックス化させない)

spec_meeting_docs

AIを迷わせない「日本語の設計図」テンプレ

【プロンプト例】

海外仕様書の単位をJIS/SI側に変換するExcelを作ります。先に仕様(設計図)を確定したいので、以下の前提に抜け漏れがないか指摘してください。

1) 変換対象:PSI→Pa(必要に応じてMPa表示)、℉→℃、HP→kW。

2) HPは種類があるため、入力単位は「HP_MECH」「HP_METRIC」に分ける。

3) 係数・丸め桁は「係数」シートに固定し、換算式はそのテーブル参照にする。

4) 変換後に必ず逆算(検算)し、許容差を超えたらNGにする。

5) 入力データには空欄、全角、見えない空白、単位付き文字列が混ざる可能性があるので、正規化の考え方も入れる。

追加で必要な注意点(psig/psia、表示桁、単位表記揺れ等)があれば教えてください。

出てきたコード/式を“必ず”検証する(テストケース)

  • PSI:0 / 1 / 14.7 / 100
  • 華氏:32 / 212 / -40
  • HP:1 / 10 / 100(mechanicalとmetricで差が出ることを確認)
  • 入力異常:空欄、”100 PSI”、全角スペース混入

ツールを属人化させないための「システム運用論」

manual_docs_work

最低限のドキュメント(これだけで保守できる)

  • 係数の根拠(社内で採用した出典・ルール)
  • 丸め方針(表示桁・許容差)
  • 変更履歴(いつ、誰が、何を、なぜ変えたか)
  • 使い方(誰が、いつ、どのデータを貼って、何を見てOKにするか)

AIで作ったものほど、“仕様が資産”です。コードより日本語の設計図を残す。これが「死なない」条件です。

まとめ

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単位変換の自動化は、単なる効率化ではなく、誤発注・不適合のリスクを下げるための仕組み化です。

Excelで「係数固定 → 換算 → 検算 → 異常検知」まで入れておけば、AIを使う場合でもブラックボックス化しません。

もし次にやるなら、あなたの業界で頻出の単位(kgf/cm²、bar、inH2O、BTU、GPMなど)を追加し、係数テーブルを“社内標準”として育てていくのが最短です。

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